『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』感想・レビュー【ネタバレなし】期待値0から号泣までの軌跡

どうもサムカワです!

 

2019年ももう終わります。

早かったな〜と思いつつも、振り返ればいろんなことがあったな〜と、

とても密度の高い1年だったなって思いますね。

 

これ書いている2019年12月30日の段階で、今年映画館で観た映画は104本でした。(複数回観ても1本換算)

2018年が112本だったので、まぁ社会人になると減りますよねって感じ。

今年の映画で観たかったのに逃したやつとかを来年の名画座でも拾っていけたらなと思っております。(『大脱出3』を見逃したのが悔やまれる〜!)

 

そんなこんなで年間ベストも決めたんですが、それに関してはまた次回のブログで詳しく書きます。

年間ベストよりも今年中に決着をつけなければならない案件があるからです!!!!!!!

 

今年はいろんな映画シリーズにとっての節目となる一年だったのかなと思います。

僕が小学5年のときに始まったMCUも今年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一先ずの終わりを迎え、『トイ・ストーリー』も4作目にして、かなり挑戦的な作品でウッディの物語を終わらせてみせ、『ヒックとドラゴン』も3作目にして完璧すぎる幕引きをしました。

 

そしてこの12月。

 

またひとつ、長い長い映画の大河を築いてきたシリーズが(一応の)終わりを迎えたわけです。

僕の人生にも多大なる影響を与えた作品ですね。


 

今回レビューするのは

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け

制作:2019年
公開:2019年12月20日
監督:J・J・エイブラムス
脚本:J・J・エイブラムス、クリス・テリオ

出演:キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック

ざっくりしたあらすじ

伝説のジェダイ:ルーク・スカイウォーカーの想いを受け継ぎ、レイア将軍の元で修行を積んできた、強大なフォースの持ち主であるレイは、元ストーム・トルーパーのフィンや天才パイロットのポーなど、硬い絆で結ばれた仲間たちと銀河の自由のため帝国軍に立ち向かう!

↑雑かもしれませんが、ネタバレとか色々気を遣ってこうなりました。

劇場:ユナイテッド・シネマ浦和
形式:IMAX3D 字幕
パンフレット限定版

映画版のみならず、小説などすべてを整理した時系列や膨大なインタビューなど、普通に本としてコスパ良すぎです。

 


 

ここからレビューになるわけですが、映画の内容に関してのあーだこーだは多くの方がTwitterなりFilmarksで語りまくってくれているので、僕がわざわざアレコレする必要もないのかな?と思っていまして。

 

ここは、サムカワという一人の人間が本作を巡ってどのように変化したのか。

それを順番に紹介していこうかなと思います(興味あるか知りませんが)

 


サムカワにとってのスター・ウォーズとは

まず、僕サムカワにとってスター・ウォーズとはどんなシリーズなのかと言いますと。

 

僕が映画を好きになるキッカケの作品なのです!

 

正確には覚えていませんが幼稚園くらいの頃に、父親がVHSのスター・ウォーズのトリロジーセットを買ってきて家で観ていたんですよ(もちろん4〜6のトリロジー)

 

それを観て、帝国軍がどうのとか反乱軍がどうのとか、そういう物語面では理解できなくても、圧倒的ビジュアル力(見ただけで誰が悪役で誰が主人公かがわかるなど)と楽しい展開の連べ打ちに完全に虜になったんです。(今振り返って言語化するとそんな感じ)

 

ここで僕にとっての映画とは?のベースが刷り込まれたような気がします。

エンターテイメントのすべてが詰まっていて、夢が詰まっていて、画で見て楽しくてっていうのが僕にとっての映画なんです。

スターウォーズこそ映画だし、映画といえばスターウォーズなんです。

 

2004年の夏。福島県で行われたスターウォーズ展に行ったときの写真(当時6歳かな)

 

映画館で初めて観たスターウォーズは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)ですね。初めて劇場で2回観た映画でもあります。

 

2005年。7歳の誕生日にベイダー卿のマスクを買ってもらったときの写真だと思います

 

サムカワは1997年生まれなので世代的にはEP1〜3のプリクエル世代かと思われますが、最初に触れたスターウォーズが旧三部作(便宜上こう言わせていただきます)なので、僕にとってのスターウォーズ“らしさ”を感じるのはやはり広大な自然やセットの実景で撮影された壮大な映像なんですよね。

 

よくホビーオフで中古のフィギュアを買ったり、64のポッドレースのゲームをやったり

手作りのライトセーバーで兄弟と戦ったり

そんな少年時代を過ごしておりました。

 

 

21歳の誕生日には友人からEP6のルークのライトセーバーをもらって大はしゃぎしました。

 


サムカワにとっての新世代スターウォーズとは

2015年の冬

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

スターウォーズが約30年ぶりの物語を前に進める新作ということで期待に胸を膨らませて観ました。

世間の祭り的興奮もとても高かったですよね。

 

観た感想としては

「JJありがとう!!!!」という大興奮と感謝と感動にあふれておりました。

当時のレビューはこちらに

 

スターウォーズに影響を受けた若きクリエイターたちによる新たなスターウォーズ新章が楽しみだ〜!!

しかもこれから毎年スターウォーズが観られるんだ〜!!!


という気持ちで迎えた翌年2016年

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

スピンオフ作品として、エピソードナンバーシリーズとは違った味わいとスターウォーズらしさが共存した心地よい違和感が最高の1本です。

しかも終盤に向けてどんどん感動度合いが増していってラストはゲロ吐くくらい泣きましたね。当時の感想はこちら

 

しかし、ただこれだけ最高!!なテンションですが

このときから少しずつ見えてきたハリウッド映画の風潮が…。

 

『ローグ・ワン』に監督としてクレジットされているのが、2014年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(通称ギャレゴジ)を監督したギャレス・エドワーズさん。

 

ギャレスは元々『モンスターズ 地球外生命体』というインディーズ映画で話題になり、そこから怪獣映画の頂点的キャラクターであるゴジラの監督に抜擢され、そこからスターウォーズのスピンオフ!という最高のシンデレラストーリーを歩んでいたと思っていたのですが、本人曰く「エンドロールに僕の名前が監督として残っているだけありがたい」とのこと。

そう。出来上がった『ローグ・ワン』はギャレスが監督した作品からさらに撮影し直しを重ね、ほぼ原型は残っていないんだとか…(何割くらい残ってたとかは忘れました)

一度は『プライベート・ライアン』や『ブラックホーク・ダウン』のような、ゴリゴリ戦争映画を作ったそうなんですが、ディズニー的にも「これは違うだろ」的なことになり、大幅な軌道修正を施され現状に至るそうです。

現状でも満足ですが、やはり若い作り手の挑戦で、なおかつスピンオフなんだから自由にやればいいのにね。

 

こんな感じで、オトナの事情などで映画が変化していってしまう事例がスターウォーズのみならずMUCなど、様々な大作映画に見えてきたのがこの時期くらいからですかね。

純粋なファンの気持ちが商業的な云々に振り回されちゃうんですよ。


そして迎えた2017年

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

によって僕の心は一気にスターウォーズから離れました

本作に関しては先述したオトナの事情による産物というより、監督のライアン・ジョンソンの映画監督としての力量の問題が大きいと思います。

一応当時の感想はこちら

 

僕はライアン監督作品『LOOPER/ルーパー』(2012年制作、日本公開2013年)とか大好きですし、来年公開の『ナイブス・アウト/名探偵と刃の館の秘密』なんかも楽しみですよ。

 

でも、こと『最後のジェダイ』に関しては割とガチで許してないですからね

ビジュアル面ではシリーズ屈指のカッコよさを放ち、パーツとしては大好きなとこも多々ある作品でしたが、シリーズ最長の尺を使って大して物語を進めることもなく、グタグタつまんないことをやってくれたわけで、ずっと釈然としないというのが1番の感想でした。

 

スターウォーズのファンが1人で考えた同人誌みたいだなって。

 

『フォースの覚醒』のときは毎年スターウォーズが観られる!と喜んでいたんですが、毎年やられると貴重さも薄れ、なおかつ見せられるのが『最後のジェダイ』みたいなのもある…となると、いよいよ「もう飽きたよ…」モード。

 

この作品以降、決定的にスターウォーズへの熱が冷めた僕は、頑張って最新情報を得ようとしたりってことを完全に放棄しました。

 


翌年2018年。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

大好きだし大満足でした。

やはりスピンオフは見やすいし、気持ちが楽です。当時の感想はこちら

 

しかし、そもそも本作の監督をする予定だったのは、僕の生涯ベストにも入ってるくらい大好きな映画『くもりときどきミートボール』(2009年)の監督であるクリストファー・ミラーフィル・ロードというコンビ監督。

 

このコンビがハン・ソロを撮るんだ!って知って期待値バク上がりだったんですが、どうやら2人のアドリブなどを活かす撮影スタイルが往年のスターウォーズ脚本を手がけたローレンス・カスダンの物語との食い合わせが悪い!となって、コンビは降板。

残りの少ない撮影期間で巨匠ロン・ハワードがなんとか完成に漕ぎ着けたそうです。

 

ロン・ハワードは元々ルーカスがプリクエルの監督を任せたい人候補に入っているくらい、そりゃ映画界でも巨匠ですから、ちゃんと映画として見応えのあるものに仕上げていますが

監督:ロン・ハワード、脚本:ローレンス・カスダン

って、スピンオフにしては随分安パイ狙いすぎというか、そもそもクリストファー・ミラーとフィル・ロードの作家性とか知った上で監督させたのに、そこをもってして降板ってバカすぎるとか

 

とにかく制作上のグダグダの結果を見せられて(それに満足しているんですが)

そこまでして無理くり作るスターウォーズってさ…と本気の呆れがきますよね。

 

と、こんな感じが僕にとっての新世代スターウォーズへの感情の流れです。

サムカワにとっての『スカイウォーカーの夜明け』

お待たせしました2019年。

このブログは前置きが長いのが特徴なんですかね。でも前提を共有していないと伝わるものも伝わらないかもしれませんからね。

最初に結論から言いますと(記事のタイトルにもあるけど)

号泣しました。
大好きです。
そして「やっぱり僕はスターウォーズが大好きなんだ」と思い出させてくれました。

『最後のジェダイ』で完全にスターウォーズから心が離れていたサムカワがどうしてこうなったのか。

その経過を見ていきます。


・最初の予告編が公開した時点

この段階ではなんの興奮もないどころか

「予告出たよ!」という知らせを聞いても能動的には見なかったレベルです。

 

・次の予告が出た時点

「出た出た、とってつけたような意外な展開!」と呆れ全開でした。

『最後のジェダイ』がその“意外な展開”を重ねまくって蛇足祭りになってたことを想起したので。

 

・最終予告が出た時点

そもそものスターウォーズへの熱量が皆無だったので、この予告が解禁されてすぐは見なかったんですが

映画館に別の映画を観に行った際、これ流れて初めて観たんですよね。

最初はボーッと観てたんですが、気づいたら泣いてたんです。

あれ…俺……スターウォーズがやっぱ好きなんじゃ……

 

・そして公開。いざ観に行くぞ!

先に観た友人が「まぁ〜まぁ〜ね…うん」みたいな歯切れの悪い感じだったこともあったし

予告で泣いていながらも、それは思考を介したものではなく、僕の感情の根源的なスターウォーズloverな部分に響いただけだ!と自分に言い聞かせていたので、この時点でもさした期待もなく

 

「え、これから俺が観るのは本当にスターウォーズなんだよね?」

 

と自分でも不安になるくらい無の感情で、限定版パンフレットを買う列に並んでました。

 

ここからは序盤・中盤・終盤ごとの鑑賞中の表情の変化を再現したので、そちらをご覧ください。

 

・序盤

 

・中盤

 

・終盤

はい。

こんな感じで気づいたらラスト30分くらいなずっと泣いてました。

 

そしてこのよくわからない感情を必死に整理してみると

  • 「俺はスターウォーズが大好きだ!」っていう思いが約20年間蓄積されていた。
  • その結果、気づけば『スターウォーズ』を微塵も欠点のない完ぺきな映画として僕の中で勝手に奉っていた
  • その落差から『最後のジェダイ』のダメさにガッカリしていたり、本作への期待値が上がらなかったりっていうのがあった。
  • でも、そもそも『スターウォーズ』って、もちろん僕の中では変わらず完ぺきなエンターテインメント作品!だが、作品としては隅から隅まで完ぺきな映画では決してなかった
  • 受け取った俺らが勝手に神格化して、それに至らない新作を貶してたんだ
  • だから本作が『最後のジェダイ』の尻拭いをしながらも、しっかりまとまった作品として着地させてみせ、なおかつ”普通に楽しい映画“という『スターウォーズ』の、ひいてはエンターテインメント作品としての背骨をしっかり通してみせたってところに僕は多分感動した

そんなこんなで再び6歳くらいのスターウォーズ熱を取り戻したサムカワですが、ネット上では賛否両論というか、みんなスターウォーズのことが大好きだからこその大乱闘が勃発していますよね。

その景色はさながら『ピープルvsジョージ・ルーカス』(2010年)です。(めっちゃ面白いドキュメンタリー映画です)

 

ということで、

本作が映画史的にどうしてこんな大論争を招くことになったのか

僕なりの考察をまとめてみました。

※僕なりといいつついろんなところからの受け売りですが、出展が思い出せないくらいには咀嚼しているので、軽い気持ちで見てください。全部は信じないように(笑)

  • 僕含めてみんなが求めていたクオリティってMCU的なレベルだと思うんですが、そもそもシリーズ全部がハイクオリティで賞賛の嵐のまま幕をおろせる映画って中々稀有だし、稀有だったからこそそれが実現できたMCUはすげぇ!ってなった。
  • それとMUCは10年以上の歴史があるとはいえ、まだカルト的人気を誇るまでいっておらず、『スターウォーズ』シリーズほどの神格化聖典化をされる前だったので、チャレンジングで革新的なことができた。
  • 対する『スターウォーズ』は1977年に公開された段階では、原作も存在せず誰もスターウォーズを知らないところから突然登場し世界を変えたわけで、当時の社会情勢や映画の潮流などとの合致も成功の大きなファクターだったはず。
  • 77年にダイレクトだった作品が(もちろん世代を超えて愛されてはいるが)今の2019年にもふさわしい物語『スターウォーズ』の枠組みを脱することなく作るって相当な技術が必要
  • 加えて観客も『ダークナイト』や『パシフィック・リム』、そして(繰り返し引き合いに出しますが)MUCといった、ハイクオリティなジャンル映画に慣れて、目が肥えていることも忘れてはいけない。

  • そんな『ダークナイト』でいえばバットマン、『パシフィック・リム』でいえば怪獣とロボットといった“ヒーローもの”が、ここまで市民権を得ているというのも本作へのハードルが上がっている証拠。(『スターウォーズ』一作目公開の翌年1978年にリチャード・ドナーが監督した『スーパーマン』が、アメコミヒーローが大人も楽しめる映画となったキッカケではあるものの、2008年までのアメコミヒーロー映画、SF映画は映画好きの、主に男性客向けとされるジャンルで、決して映画界のメインストリームにはいなかった

  • 観客が老若男女、そして映画ファンの濃度問わずSF映画やヒーロー映画を観るようになり、理想のスターウォーズのバリエーションが客層と比例して増えすぎたこと、40年以上の歴史!という背景がどんどんハードルを上げまくっていたことを踏まえると「客の求める理想」と「作り手の力量」と「スターウォーズという題材の持つポテンシャル」とが、うまく噛み合わなかった。というのが現在起きていることなのかな?

 

 

なぜか世間的に『スターウォーズ』シリーズが『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな高尚なものになっていませんか?

むしろ『スターウォーズ』って高尚とは真逆の、純粋にめっちゃ楽し〜!!!!ってのが魅力だったと僕は思っているんですよ。

だから『最後のジェダイ』でめちゃくちゃに散らかされた物語を、一生懸命軌道修正して、革新的なことへの挑戦は減るけども、とりあえずでも“普通に面白い映画”まで持っていったJJは本当にすごいと思いました。

 

革新性は減ったとは思いつつも

スターデストロイヤーの格納庫?のところで、レイを迎えにきた宇宙船のジェット噴射でトルーパーを吹き飛ばし、カイロ・レンはフォースで耐える。とか、僕はスターウォーズっぽい!ってのとフレッシュだ!ってのが両立してて、すごく好きな描写でした。

 

あとは海がザッバーーーンってところでのライトセーバーバトルとか大好きですよ。

周りがドッカンドッカンなりながらの戦闘シーンが個人的に好みだと気づきました。

EP3のムスタファー戦も同様ですね。

 

あとカイロ・レイ改めベン・ソロがとにかくカッコいいんですよ!

この三部作を通して一番好きになったキャラクターですね。


まとめ

みんな批判的意見はわかる!僕もそう思う!!

今のいる〜!?!?!?って思う展開も少なくない!!!

元を辿れば、そもそもこのシークエル自体作らなければよかったかもとさえ思わなくもない!!!

でも、完ぺきじゃなくていいんだ!

楽しければいいんだ!!

感動したのは事実だ!!

 

だから僕はスターウォーズが大好きなんだぁぁあぁぁぁ!!!!

 

ということで『マンダロリアン』も早く観なきゃ!

それではまた次回!

次は年間ベストかも!!!

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